1年生 算数学習もがんばっています~10より大きいかず、かずのしくみをみつけよう

まずは、一人ひとりに配られた1~20の数字カードを大きさの順に黒板に貼ります。
そして、みんなで声をそろえて読み方の練習をします。

ここからが、この時間の本題になります。
全員が机に顔を伏せている間に、先生がいくつかの数字カードを隠してしまいます。
そして、「ここの数字はいくつ?」と問います。大勢が手を挙げ、指名された子が正解を答えます。

こういった場面で先生が大切に考えているのは、手が挙がらない子たちのことです。
「となりの数字より一つ大きい、一つ小さいと考えてごらん。」
先生がポイントを伝えると、さっきまで手が挙がらなかった子の手が挙がるようになります。

すると問いのレベルが上がります。
「ちょっと難しくなるよ」と、十の位の数字が隠されます。
それでも大勢の子の手が挙がり、次々と正解を答えて行きますが、最後に「17」が残ったところで先生は次のように問います。
「これどうやって考えたのかなあ。(一けたの数字を指しながら、)ここから数えていくのかなあ?」
子どもたちは、「うん、うん、ちがう」と、首を大きく横に振りながら手を挙げます。

「16、17、18と数えて、17を見つけます。」
指名された子は、答えだけでなく、考え方も説明してくれました。

このようにして、一人ひとりが分かるように、そして、互いの考え方から学べるようにがんばる一年生でした。