三学期始業式~新年を迎え、まとめの学期がスタートしました
元日の朝、陽光に照らされた清水高原が眩しく輝き、令和7年、そして三学期の幕開けを祝福しているようでした。今年一年が明るく、豊かで平和な年となることへの期待が膨らみます。おかげさまで、本日、三学期始業式を行い、45日間の今学期をスタートさせることができました。 新たな年がスタートしましたが、三学期は学年のまとめの学期です。子どもたちの生活や学習が、安全・健康・健全なものとなりますよう保護者・地域の皆様とともに教育活動に取り組んで参ります。今年も変わらぬご支援のほど宜しくお願いいたします。
児童の作文発表の内容(3年生、5年生は要約)をご紹介します。
ぼくが三学きにがんばることは、もじをすごくていねいにかくことです。
二学きにおうちのしごとしらべをして、お手つだいができるようになってきたので、学校でもできるしごとをふやしたいです。
ともだちをもっとふやして、なかよくたのしくあそびたいです。(1年生)
三学期がんばりたいことの一つ目は、漢字です。テストで満点を取るために、ふだんから漢字を使うように心がけたり、練習帳にうつして練習したりしてがんばりたいです。二つ目は、ろうかを歩くことです。二年生とぶつかりそうになり、けがをしそうなことがありました。なので、走らないように意しきして歩きたいです。三つ目は時計の勉強です。にがてだったので、自主学習として勉強しました。三学期も続けて少しでもとくいになれるようにがんばりたいです。(3年生)
三学期にがんばりたいことは、まず、あいさつです。児童会長に立候補した人たちのスピーチを聞いて「私もがんばらなきゃ」と思い、大きな声であいさつするのを意識し始めました。三学期も元気に大きな声でのあいさつを心がけていこうと思います。二つ目は、漢字です。三学期は、たくさん漢字練習をして、たくさん覚えて、たくさん使っていきたいです。三つ目は、算数です。分からない所をできるだけ減らせるように、予習復習をがんばっていきたいです。この三つの目標を考えると「自分から」がキーワードになります。「自分から」みんなと楽しい三学期になるように、五年生のまとめと六年生に向けてがんばっていきたいです。(5年生)
校長先生からは、次のお話がありました。
「明けましておめでとうございます。2025年、令和七年になりました。ここにいる全てのみなさんにとって、今年がよい年になることを願います。
二年前でしたか、「このところ、凧揚げしている友だちを見ないなあ」と話しました。そうしたら、今年のお正月に、校庭で凧揚げしているご家族を見ました。青い空に白い凧が、高く高く揚がっていて、すがすがしい気持ちになりました。みんな、よいお正月にできましたか?
さて、ちょっとこれを見てください。去年のカレンダーに、一年間の天気をつけるおまけの表がついていたので、校長室に貼って、山形村の天気を毎日記録してみました。お昼の十二時での天気をつけたので、必ずしもその日一日の天気を表したものではないけれど、見返してみると、おもしろいことがわかりました。例えば、「晴れた日」、は215日もありました。一年365日ですから、半分以上。ここ山形村では二日に一日は晴れの天気ということになります。では、雨は?というと、三五日。およそ十日に一回しか降りませんでした。あれ?そんなに晴れた?という感じですが、実際そうでした。だから、4年生が発表してくれたように、なるほど山形村は乾いた土地で、水もためられなくて、苦労したんだろうな、と自分の事として感じることができました。
そこで、三学期は、私からみなさんに、「『ほんとう』をみつけよう」を願いとして示します。私たちの周りの世界は、わからないことだらけです。小学校だからといって、教科書に書いているから本当、だけでは「ああそうなんだ」、という自分の学びにならないし、そもそも世の中の本当なんて、教科書に書いてない事の方が遥かに多い。人の気持ちだってわからないことがあるし、もっと言えば自分の本当の気持ちだってわからないことがある。わからないことをわからないままにせず、小さなことから大きなことまで、わからない中にほんとうを探す、そんな旅を、三学期はみなさんとしていきたいな、と思います。そうして見つけた「ほんとう」は、きっとみなさんが「まなび」というダンジョンを進むときの、道を示す「たいまつ」の働きをしてくれることでしょう。
三学期は二学期の半分、45日間しかありません。始まったらあっという間に過ぎてゆきます。一日一日を大切に、令和六年度をまとめる学びを、みんなでいっしょにつくっていきましょう。
終わります。」